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[ DVD ]
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トウキョウソナタ [DVD]
・香川照之 ・小泉今日子 ・役所広司
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-04-24
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 3,208 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,839円〜
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・香川照之 ・小泉今日子 ・役所広司
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カスタマー平均評価: 4.5
戯曲が映像になったかのような なまなましい「現代」をとことんリアルに描いたら、きっと
息苦しくて見るに耐えられないでしょう。
象徴的な役所さん以外でも、登場人物が皆なにやら様式めい
ています。死地からなにごともなく立ち上がるシーンや、
説明や辻褄をあえて排したような展開など、リアリティ
以外の狙いを感じました。
主な人物がそれぞれ独立した個々よりも「社会の閉塞」に
関連付けられた「なにか」のようです。
ラストに流れるソナタを聞きながら、家族それぞれ「魂の開放」
はなされたのでしょうか?
なんだか、イングマル・ベルイマンの映画のような味です。
とてもクールなコメディ映画 これはある意味ホラー映画である、といった類の評論をしばしば拝見しますが、私はむしろコメディ映画だと感じました。それも、とってもクールなコメディ。
リストラされたお父さんが家族にそのことを言えずに毎日家を出てはハローワークに行ったり公園や図書館で暇つぶしをしたり、、、というと、世界的不況の今現在、笑ってなどいられない、というか他人事ではない、というか、身につまされる気になってもおかしくないのだが、なぜだろう、沸き起こる感情は「笑い」なんですね。
始まってから終わるまで何回吹き出してしまったことでしょう。
でも、恐怖と笑いは紙一重とも言いますから。。。
そして最後のシーンがほのかに希望に満ちていてかつ美しい。
黒沢清監督作品の中では個人的にはベストの作品となりました。
家族の「いま」を描いた秀作。香川照之の抑えた演技が見事。 黒沢監督にしては珍しく(というか、初めての)ホームドラマである。その視点は、主役の香川照之演じる竜平のものだ。息子のプロローグから入るので、最初はもう少しシニカルな作品かな、と思ったが、結構ストレートで。香川はいつでも、どんな作品でも素晴らしい芝居で魅せる俳優だが、今回はごくフツーのサラリーマン役だ。でも家庭では威厳を見せる。ここまではよくある話だが、突如リストラされてからが、暴走家庭のスタートだ(笑)。昼間はリストラ村で昼食を配給される父親に、威厳なんてあるはずもない。そのギャップは日々家族への風当たりとなっていく。妻の恵(小泉今日子)は、家庭内では枯れ果てているが、まだ女性としての人生を捨てていない。元がキレイだから目立たないが、室内の素っ気なさと、TCATに長男を見送りに来た時の薄化粧の差が色っぽくて・・・。父親が食うために清掃員として働くのは、昭島のモリタウン。ギリギリ都内なので、他人に見られたくない竜平の感情を考えると、いいセッティングだった。海のシーンは別として、唯一横浜税関周辺でのロケ(二男が拘留された建物)があり、これは大観覧車が見える以上、明らかに横浜と分かる。次のシーンが都内なので、ここだけ繋がらなかったかな。ラストのクレジットは「ミスト」ばりにスコアを付けず、周囲の雑音のみを流していたところは、さすがホラーの「クロサワ」だった。これで十分空虚感が拡がったからね。星4つ。
素晴らしい作品 リストラされたサラリーマンの香川照之から徐々に崩壊が進んでいく家族
香川照之の演技は相変わらず心地よくてやっぱり上手いです 小泉今日子の演技もなかなか
ハマりました どうしようもないやりなおしたいという気持ちを持った登場人物とその生活
がとても興味深く面白いです 時間を感じることなく見ることができました
傷ついた家族が食卓を囲むシーンがとても印象的です 家族の意味ー崩壊と再生を描いた傑作です
希望の朝 大不況の現在。私はこの映画を単なる映画として観ることができなかった。
もしも自分がこの家族の一員だったらと思うと本当に心が痛いし、苦しい。
自分の何がいけなかったのか、
なぜこの家に生まれたのか、
これから何をすればいいのか、
やり直せるのか。
自問自答するが解決せず、むやみに突っ走ろうとする家族4人。
それぞれの道をそれぞれが悩みながら突っ走る。
ある意味現代の日本ではこういう家族は普通にいるんだと思う。
自分はそうじゃないと思っていてもあてはまってる部分、共感できる部分はあるのかもしれない。
この映画は、そんな家族の
それぞれの心情、表情をものすごくうまく表現できている。
役者さんだけじゃなく脚本、監督も素晴らしくなければこういった作品は生まれない。
暗い世の中と信じ込まされている現代において、
こういった形で「希望」を抱かせてくれる映画は少ないと思う。
映画好きのみならず、みんなに見てほしい映画だ。
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[ DVD ]
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セックス・アンド・ザ・シティ シーズン 4 [DVD]
・サラ・ジェシカ・パーカー ・キム・キャトラル ・クリスティン・デーヴィス ・シンシア・ニクソン
【パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン】
発売日: 2003-08-22
参考価格: 7,329 円(税込)
販売価格: 5,079 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,820円〜
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・サラ・ジェシカ・パーカー ・キム・キャトラル ・クリスティン・デーヴィス ・シンシア・ニクソン ・ダーレン・スター ・キャンディス・ブシュネル ・ダーレン・スター
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カスタマー平均評価: 5
やっぱりこれでしょ このシーズンは内容が濃く、でも淡々とした感じの内容で、好きなシーズンです。このドラマ全て見ましたが、このシーズンに結構大きな転機などが起きてきていると思います。この4人から目が離せない。そんなところがこのドラマの大きな魅力だと思います。キャリー、サマンサ、シャーロット、ミランダ。どんなにキャリーが主役でも、全員がメインです。このDVDのパッケージも気に入っています。きっと多くの人が気に入るDVDだと思います。
キャリーの着こなし術に脱帽 個人的に見逃せないのはキャリーのファッションセンス! 水色のコートに赤色のセパレートのドレスを合わせてくるなんて本当に衝撃的。 それから、クリスチャンルブタンやマノロの靴が次々と登場するので、靴フェチにはよだれものです! キャリーの完璧な着こなし術を特集した番外編があればいいのにな。
ミランダに泣かされます この第4シーズンの内容の濃さに比べると、今までのシーズンは各登場人物とそれぞれの背景の紹介のようなもの?? 4人それぞれに大きな転機が訪れ、それぞれの決断に共感したり、考えされられたり。キャリーの語りもちょうどいい加減に控えめで、しかもずっしりと重みがある。うすっぺらい日本のドラマにはない、観た後の充実感が味わえるはず。自分と恋人との心地よい距離感を模索するキャリー、再び結婚生活における試練に果敢に立ち向かうシャーロット、理性と感情の狭間で揺れるサマンサ、それぞれに素敵だが、私は 今までシニカルでクールだったミランダが、心の鎧を外して弱い自分を垣間見せたり、予想外の決断をしたりするくだりのいくつかのエピソードに泣かされた。 観る者によって感じ方は様々だが、きっと明日も頑張る元気をくれるはず。
”素顔のままで”は必見! 全シーズンを通して、このシーズン4がベストなんではないでしょうか?内容といい、エピソード数も多く、会話の妙と最後に必ず”落ち”がある、このドラマを余すことなく堪能できるシーズンとなっている。そしてキャリーの魅力を活かしているのもこのシーズン。正直、シーズン5は今ひとつだし、シーズン6は他のキャラクターがパワーアップしてキャリーがかすんで見えてしまう・・ 特に”素顔のままで”このドラマは恐らく全シーズンを通してベストエピソードと言えるでしょう。ファッションを堪能出来て、かつ物凄く元気をもらえます。そしてCyeryl Lynnの”Got to be real"がこんなに格好いい曲と思わなかった。
大好きです まだあまりSATCのファッションなどが話題になる以前からこのドラマが大好きでした。4人の友情、恋愛に対する考え方、すべてが私にいい刺激をくれています。元気がなくなり落ち込んだときこそ、SATCにかぎります。これほど効くクスリはほかにないのです。何度勇気をもらったことか。私はいま24歳ですが彼女たちのように素敵に悩みながら年を重ねていきたいです。
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[ DVD ]
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セックス・アンド・ザ・シティ シーズン 3 [DVD]
・サラ・ジェシカ・パーカー ・キム・キャトラル ・クリスティン・デーヴィス ・シンシア・ニクソン
【パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン】
発売日: 2003-04-25
参考価格: 7,329 円(税込)
販売価格: 5,079 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,810円〜
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・サラ・ジェシカ・パーカー ・キム・キャトラル ・クリスティン・デーヴィス ・シンシア・ニクソン ・ダーレン・スター ・キャンディス・ブシュネル ・ダーレン・スター
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カスタマー平均評価: 5
ここで終わりでもいいのかな? 今まで多くの恋愛経験を経て失敗をも経験してきたキャリーが、
このシーズンでは取り返しのつかないような大きな過ちをおかします。
既婚者の女性なんかにしたら賛否あるかも知れませんが、人を愛すコトのどうしようもなさみたいなモノを上手く表現しつつ、キャリーの女性としての人間味を表した重要なエピソードだと思います。
自由奔放に見えて実はすごくロマンチストで乙女気質なキャリーというキャラクターから言って避けれない方が自然だと思うし、
みんなもそうだと思うケド、個人的にもこの過ちを経て思い悩み胸を痛める姿や解決しようとする姿勢には、よりキャリーというキャラクターに好感を持たざるを得ませんでした。
似た経験がなくともほんとにキャリーにはどこか共感しちゃう♪
またそれがドラマ自体が愛される理由でもあるんだろうしっ。
ケドやはりエイダンは可哀想なキャラですね。。出逢うタイミングがあとちょっと違えば。。って感じで彼にも、またキャリーにも同情を禁じえないモノがありますね?。。
ま、色々あったシーズンですが、個人的には今シーズンでのいちばん印象的なエピソードはラストの『みんなわたしが悪いのか?』。大団円としてほぼ完璧な仕上がりデス☆
サマンサのオカマちゃんたちとの件を伏線にしつつ、
セックスレスが一因で別居中のシャーロット。冷却期間を置き、返って彼女のコトばかりを考えたのか、俄然燃えてしまったトレイ。そして語り合い歩み寄りをはじめた二人、とりあえずの関係修復となりました。
いつもお姉さん的立場でキャリーを支え、またキャリーも大きな信頼を寄せているミランダ。
しかしBigと会うコトが発端でかなり激しい大喧嘩をします。キャリーのBigに対する、自分でもどうしようもないまでの想いを滲ませつつ、ミランダのキャリーに対する愛が溢れた何ともステキな一幕。
彼女たちがけして馴れ合いで友達してる訳ではないコトがわかる非常に素敵なシーンです。
ちゃんと叱ってくれる友達いいですよね?!
そしてキャリーはBigと会いますが、勿論Kissなんかしない。
男と女としての関係には完全に終止符を打ちつつ、それと同時になんとも表現し難い関係性に変化する。恋人か、友達か、夫婦か、家族か二人がこの先どうなったとしても「キャリーとビッグ」という関係性は絶対的に相性が良い筈なんだ。というコトがわかった。二人がお互いに向け合う最後の笑顔はほんとに清々しかった。
そしてラストのオカマちゃんたちとの仲直りパーティーはほのぼのしてて幸せいっぱいな雰囲気。
これはハッピーエンドと言っても差し支えないと思えるほどの爽快さです。
その他にも何話かは忘れたケド、キャリーがビッグと不倫したコトをサマンサに告白し、けして責めなかったサマンサ。
シャーロットの
「聖母でも娼婦でもない。あなたの妻よ。愛してるし愛し合いたい。」というトレイへのセリフなどなど。素敵なシーンはたくさん♪
さて、SEX AND THE CITYは、あと3シーズンありますが、個人的にはここで終わりでもいいのかな?って感じです。
これ以降は人間ドラマ的なシリアスさが増して、若干テーマが重たくなっていきます。それが痛くて。。
彼女たちの、女性としてのコレからをさらに見てみたい人はシーズンを勧めてみるのも勿論悪くないですが、ケドやっぱり自分は
爽やかに、綺麗に幕を閉じたシーズン3が大好きなので、オカマちゃんパーティーでの彼女たちの最高の笑顔を持って一区切りにしまッス。
どうしても憎めないヒロイン 今回はキャリーがビッグとの不倫に走って泥沼にはまっていくのがすごく自然にというか、私たちにもありえそうに描かれていると思いました。わかっているのにやめられないってことそれで苦しむことってやっぱり普通にあることだと思うから。エイダンがかっこよくて優しくて素敵だからどんどん罪悪感は大きくなるし・・・かと言ってキャリーはやっぱり憎めないけど。今回キャリーがビッグとの不倫をみんなに告白したとき、友達に何を求めたかが分かった気がしました。サマンサに最初に話したのはやっぱり慰めてほしかったのか?自分のやってることはそこまで悪いことではないと思いたかったのか? 意を決してミランダに話したときにはキャリーは本気でビッグとの不倫を終わらせたかったからか?と思いました。 それにミランダとの大喧嘩はすごかったです。何だかものすごく心に残りました。でもそのあとの二人がいいです。 この作品を見ていると不思議ですね〜。恋愛がすべてのような?気もするし。友情って恋愛よりも大事な気もします。 恋愛も友情もものすごく素敵に描かれていると思いますね。
本気で怒ってくれる友達って、いいですよね 主人公・キャリーは、なんだかんだ言って掴みきれない男に 惹かれるのか、あのミスター・ビッグと今シーズンでは 不倫の仲にまでなってしまいます。お互いに現在のパートナー に嘘をついて、友達にまで愛想をつかされながらもドロドロに はまっていく二人。 世の中、色んな人間がいるのにどうしてキャリーはビッグから 卒業できないのだろう?また傷つくだけ、繰り返すだけ。親友 の言葉も頭では理解できても、やっぱりキャリーの“女”の 本能は言う事を聞きません。 結果として、周りの人を傷つけその人の人生まで壊してしまい ます。腐れ縁とも言える程、お互いを必要とし合える人に 出会えた事は、キャリーにとっても幸せだと思います。 けれど、友達に堂々と言えない恋は、本当に幸せにはなれない んじゃないか。 ミランダが、「キャリーの傷ついたところをもう見たくない」と 言っているのを見て、そう感じました。 ズルズルと「忘れられない」と言って自分を必要としてくれる 男よりも、どんな時も本音で語り合え、駄目な事は駄目だと 正してくれる友達こそが、何よりも大切な存在なのではと 感じた今シーズンです。
とにかくはまるよ。 Aidanと幸せなはずなのに、Bigに心乱されるCarrie。やっぱりCarrieにはBigしかいないのよ!Aidanと別れろ〜と私。笑 Carrieのゆれる心がとっても共感しました。 Aidan良い人だけど。。。物足りないんだもの!
ヴーヴ・クリコのシャンパン片手に観たいモテない女の人間模様 このドラマのヒットした理由は、垢抜けない4人のキャスティングでしょ。 特別、オシャレでもないし、ごく一般のキャリアウーマンの人間模様。 モテないなりに、ポジティブ・シンキングな生き方は涙、涙。。。 日本でバカ売れの「負け犬の遠吠え」に共通する何かが隠されているのか? セックスねたがメインだが、彼女らには似合わない。 スーパーモデルがこの役を演じてもおかしいし、彼女ら4人が最適!! 出会う男達も一人として、イイ男がいない(笑) チビでヘヴィースモーカーのキャリー、肉体派のサマンサ、 オナニー好きのミランダ、(個人的にはいい)ペネロペ似のシャーロット。 日本とは違い、パーティー好きのニューヨーカーは出会いも多し。。。 個人的には、大好きなドラマです!お勧めします。
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スーパースター☆カム・サヨン [DVD]
・イ・ボムス ・リュ・スンス ・コン・ユ ・ユン・ジンソ ・イ・ヒョクジェ
【ポニーキャニオン】
発売日: 2007-02-07
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,800円〜
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・イ・ボムス ・リュ・スンス ・コン・ユ ・ユン・ジンソ ・イ・ヒョクジェ ・キム・ジョンヒョン
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カスタマー平均評価: 4.5
韓国流、「格差社会」慰撫映画なのかな…… 日本以上に激烈な競争社会の圧力が掛り、「格差社会」となっている韓国。
本作が、そんな社会で埋没していく「敗者」に対する応援歌という位置にあるというのは、あまりに狙いがチープかもしれないが、「チープな狙い」をきちんと描ける映画は、やはり一級である。
題材は韓国プロ野球黎明期の実在の球団と実在の人物である。
明らかに時代が違う二人、実在の「カム・サヨン」が見た夢と映画の「スーパースター カム・サヨン」が見た夢は果たして重なるのか。特典ディスクに登場する本物の「カム・サヨン」の照れた佇まいからは伺いしれない。しかし、そんな野暮な問いはどうでもいいだろう。
なぜなら本作の「癒し」は完成しているのだから。ただ「惜しい」ことに、「勇気を与える」までは足りてない。
その原因は、後半の冗長な「いかにも」という演出で、監督は「結果の必然」を描いてしまっているからかもしれない。逆にいうと「カン・サヨンの努力=実力」を映画は描ききれていないのだ。
「努力しないものの夢」や「実力の足りないものの夢」を「夢想」という。
だが、「夢想」は時として人間を「幸福」にする。言うまでも無く、それは、自分の周囲つまりは「世間があまりにせちがらい」時である。そんな時に人間は特に「癒し」を渇望するのだ。
そういうわけで本作は、今の日本人にも十分に「届く」韓国映画ではないだろうか。
承認はかく求められ、かく到来する 1982年に産声を上げた韓国プロ野球黎明期の投手・カムサヨンをモデルにした実話ベースの作品である。当時のユニフォームや韓国社会の雰囲気がほぼ忠実に再現されていて、それだけでも評者には興味深い。
主人公・カムサヨンに託されているテーマを評者なりに解釈すれば、「承認はかく求められ、かく到来する」ということになろう。
工場勤務から一躍プロ野球選手になったものの、チームは最下位を独走、投げるのは敗戦処理ばかり。チームメイトからもなかなか一人前の選手として扱ってはもらえない。敵の大エースからは一般人と間違われて、持っていたボールにサインまでされる始末。
「自分がここにいること」の意味は、どこにあるのか。
それを見出すためには、自力であがき、周囲に認めてもらうしか、ないのである。自分ができるのは、自力をさらけ出すこと、そして承認を求めることまででしかない。承認は、絶対的な他力によって、到来する。
終盤のクライマックスとなる首位OBベアーズとの一戦。投げ続ける主人公の与り知らぬところで、承認は到来する。スタンドで、タクシー事故現場で、電車の中で流れるラジオ中継で。
そして何よりも、投げ合う敵の大エース・因縁の“不死鳥”パクチョルスンがベンチで監督につぶやいた一言。この一言を言わせるために、全てを擲って投げ続けたといっても過言ではないほどの重さが、そこには込められている。
かくして承認は、カムサヨンに到来したのである。
ちなみにこの翌年、三美スーパースターズは最下位から大躍進を遂げる。そこで展開された諸々もまた、アイデンティティと承認とをめぐる深刻な問題をはらんでいたのだが、それについては関川夏央『海峡を超えたホームラン』を参照されたい。評者から見れば、この両作品は、海峡どころか時空を超えて、通底するテーマを抱え、結び合っているように思われる。
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ご愁傷さま二ノ宮くん 限定版 第4巻 [DVD]
・間島淳司.門脇舞以.沢城みゆき.根谷美智子.成田剣.宮田幸季
【角川エンタテインメント】
発売日: 2008-03-21
参考価格: 8,190 円(税込)
販売価格: 8,190 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,840円〜
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・間島淳司 ・門脇舞以 ・沢城みゆき ・根谷美智子 ・成田剣 ・宮田幸季
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カスタマー平均評価: 5
水着にエプロンとは ここまで潔くやってくれるとある意味スッキリします。今回の表紙は日菜子です。7話で二ノ宮くんが風邪を引いて真由にエラい物をもられて前屈みに。「前屈みに」に異様に反応する麗華さん。果たして二ノ宮くんは?
8話では、ラーメンを作るためスープの番をする真由。手伝いとして日奈子が登場。厚いので何故か水着にエプロンという微妙なエロさ。みんなして水着にエプロンの恰好をさせて、口々にエロい言葉を口ずさむ有様。然し、ここでも「空気の読めない」麗華さんが酷い目に遭います。けど、この作品、二ノ宮くんより、麗華さんの方が扱いが酷くて、「ご愁傷さま麗華さん」と言う感じに仕上がっています。
日奈子さんも二ノ宮くんに「幼児プレイ」という凝ったことをしてくれています。
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[ DVD ]
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ウゴウゴ・ルーガDVD 地球にたぶん優しいエコシリーズ トノサマ温暖化防止の巻(トノサマ&おやじ2号)
・ウゴウゴくん(田嶋秀任) ・ルーガちゃん(小出由華)
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-03-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 2,793 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,870円〜
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・ウゴウゴくん(田嶋秀任) ・ルーガちゃん(小出由華)
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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子猫物語 [DVD]
・畑正憲
【フジテレビ】
発売日: 2001-11-21
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 2,793 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・畑正憲 ・畑正憲
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カスタマー平均評価: 4
これって… あくまで個人的な感想ですが、風景はふつ??に綺麗だと思う。ただ何も伝わってこない。動物の撮りかたもありきたりだし、途中に入る詩も陳腐だし、なにより子猫を虐待してる様にしか見えないシーンの数々はその当時の日本人の人格を疑ってしまいます…海に投げ込まれた猫のシーンは見てられないです。 時代的にまだ動物虐待どうのとかが少なかったから出来たある意味貴重な映画なんでは。
ぷーすけの友情に☆5つ(泣) 本作のような、動物をメインとした映画は今回初めて見させていただきました。
動物ドキュメント的な内容に思いましたが、ストーリーとしては、子猫(チャトラン)が親元からはぐれたことをきっかけに外の世界に旅に出る事になり、様々な動物達と出会い、親友の子犬(ぷーすけ)等に助けられながら進んでいく物語でした。
前半は、生まれ育った地でのほのぼのした生活の様子が何とも可愛らしく描かれています。子猫のみならず色々な動物たちの仕草一つ一つが、動物好きの人には堪らないものがあるでしょう。とても自然に見入ることが出来ました。 中盤に入り、旅に出た子猫が自然の動物達と触れ合う様子が続きます。不自然な構図ばかりで演技な部分が目に付きますが、その様子は見ていて非常に楽しめます。 しかし後半に入ると、これまでのゆったりした空気とは一転、自然界の厳しさについての描写が増えます。 その中でも後半、親友ぷーすけとようやく再開できたチャトラン。帰路に着くさなか突如子猫の女の子と出会い… 何度と無く彼の危機を救い追ってきたぷーすけは急に邪魔者扱いされ… 最後は命の偉大さをテロップに締め…。
正直後半の展開はあっけに取られてしまいました。(リアルですが笑) 「冷静に見て有り得ない展開」でほのぼの進んでいたにも拘らず、突然現実志向に…。ならば終始リラクゼーション的内容で良かったのでは…?と。 そんなこともあり、ストーリーに目を置き見るとおかしな事になるので、動物の可愛らしさ、自然の雄大さに着目してご覧になることをお勧めします。 その視点で見ると☆5つ、と思います。
チャトランやその他の動物がとても愛らしい この作品は私が4歳くらいの時に映画館で見たのですが、その時に子供なりにすごい感動したのをおぼえています。今回何気なくこちらで猫のDVDで検索していたら、これを見つけて思わず懐かしさで購入させていただきました。
あの頃は私も幼かったので今見るとそんなに感動できる内容じゃないかもなと思って見たのですが、全然そんなことありませんでした。
家は猫を3匹ほど飼っていますが、とても猫では出来ないような芸当を主人公(猫)のチャトランがこなしていて、正直かなり驚かされました。
例えばチャトランが自分の尻尾で魚を釣る場面があるのですが、犬とは違い猫はとても気ままな動物ですので、気が乗ればやるし乗らなければ主人の言うこともてんで聞いてくれず、お手を覚えさせるだけでも犬より労力を必要とします。
そんな猫でそのようなシーンをCGなどは使わず、猫の習性や本能を上手く撮る側が利用して作っているというだけで、もうお宝映像です。
その他鹿や豚と一緒に遊んだり寝たりするシーンもあり、猫を飼っている人は余計衝撃と感動をえられるのではないでしょうか?
今では作れない作品 子供の頃、テープが擦り切れるほど繰り返し観ていました。DVDはその心配が無くて良いですね。またテープ版と違い特典(アルバムや当時放送されたTV番組、語られなかったプー助の話など)が追加されているのが、とても嬉しかったです。タイトルは子猫物語とありますが、犬好き(特にパグ)が観ても充分楽しめます。またその他の愛らしい動物達もたくさん登場し、動物好きにはたまらない作品ですね。ストーリーは子猫チャトランが事故により外の世界に投げ出され、それを追って親友のパグ犬プー助も旅に出る…という、美しい北海道を舞台とした冒険物語です。動物の演技と言って侮るなかれ。演出と解っていてもハラハラするし、きっと違う事を考えているだろう表情にでも涙し…。合間に入る詩も叙情的で、印象に残ります。坂本龍一の音楽も情感豊か、さすが世界の坂本さんです。子供からお年寄りまで、全ての年代の方に観てもらいたい動物物語です!
すごいです、ムツゴロウ 子どもの頃大好きだった作品です。 改めて見てみると、映画と言うよりも長編動物ドキュメンタリーと いった印象を受けます。 所々、場面のつなぎがもうひとつかな、と思うところがあります。 随分昔の作品なので作品の「古さ」も否めないです。 なので、映画としてストーリーを楽しむよりも動物を見てかわいいな、とか、自然ってすばらしいな、などと思いながら 見るのがよいのではないでしょうか。 実際、動物たちの動きはとてもキュートです。 動物好きの人は動物の映像だけで楽しめると思います。 演らされている部分もあるのでしょうが、それは動物たちも役者ということで。 イヌとネコ、などのように種類の違う動物は仲が悪いものだと思い込んでいた 子ども時代、イヌのプー助と仲良く遊ぶチャトランを見て驚いたものです。 なんと、チャトランは鹿とも仲良くなるんですね。 チャトランもすごいと思いますが、 こんな2ショットを撮れるムツゴロウさんは、やっぱりすごいと思うのです。
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綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状(4)安楽椅子探偵とUFOの夜 [DVD]
・生瀬勝久
【メディアファクトリー】
発売日: 2003-07-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 2,793 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,120円〜
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・生瀬勝久 ・綾辻行人 ・有栖川有栖
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カスタマー平均評価: 3.5
簡単な推理モノに飽きた方へ 難しいです。 はっきり言って、難問です。 本格ミステリー小説のマニアでも、なかなか解けない「謎」です。 その「謎」はいたってシンプル。「はたして犯人は誰か?」のみ。 論理的な本格ミステリーを楽しみたい方、エラリー・クイーンばりのフェアな読者への挑戦(この場合は、視聴者ですが)に挑みましょう。 これはシリーズの第4弾ですが、それぞれ単独で楽しめます。でも、まったく未見の方は、先ず第1作の「安楽椅子探偵登場」から見られた方が良いかも知れません。 ちなみに、未DVD化の第5弾は更なる難問ですが、相変わらずのフェアプレイでした。 自分が「謎」が解けなかったからといって、このシリーズの悪口をあちこちで言う人を見ますが、それらは気にしないでください。 本格ミステリと、小演劇ファンの方へ、お薦めします。
いろいろ意見が有るとは、思うが・・。 まず、この手の作品は企画が面白いが世間では出回っていない点からすれば、価値がある。実際の放送を見逃した人なら買って損はない作品でもあるが・・・。因みに難易度は極めて高い作りになっている。 しかし、このシリーズ3作品目以降から、推理を楽しむと言うより、「作家が視聴者を小馬鹿にしているのでは?」と、思えてくる。はっきり言えば、いやらしいトリックで、推理している方はストレスが溜まる作品である。 実際、番組中、最後に「Q.E.D」を使う割りには、犯人確定が決定的では無く、かなり強引なところいくつもある。この作品を作るのに、10ヶ月位かかり、放送後1年位掛かってDVDが発売されているのにもかかわらず、製作ミスが多いのも事実である。「実際Q.E.Dを、仕事で使用している数学者に対して侮辱しているのではないか?」と、感じるが辛いところである。 私も実際放送の時も、推理に参加し今回発売でも視聴したが・・・。 いくつかの不具合は修整されているが、どうしてもトリックに納得いかない(犯人の行動に、つじつまが合わないところが有ります) この後、5作品目「笛吹家の一族」は、更に視聴者の反感を買ったのも事実である。ほとんど人が安易なトリックに飽きれて何も言わなくなった。 有名作家二人での製作するのが良いか悪いかが問題なのか、元々名前だけでの作家だったのは謎だが、「基本的に推理を楽しみたいと思う人向けて作る作品は、推理を楽しめる作品ではないのなら、製作する意味が無いのでは?」と、考えさせる作品である。
ガムテープの謎 真犯人は意外だが、少し推理めいた要素が入りすぎた感じ。役者は楽しいひとが揃っていて、ドラマはおもしろい。特にナイロン100゜Cの松永玲子さんのクールな刑事がいい。
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[ DVD ]
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僕らはみんな生きている [DVD]
・真田広之 ・山崎努 ・嶋田久作 ・岸部一徳 ・ベンガル
【フジテレビ】
発売日: 2005-11-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 2,793 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・真田広之 ・山崎努 ・嶋田久作 ・岸部一徳 ・ベンガル ・一色伸幸
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カスタマー平均評価: 4
エコノミック・アニマルの自虐 バブルと共に現れバブルと共に去っていった一色伸幸脚本のメディアミックス作品(同時にビックコミックも掲載された)を滝田洋二郎が監督している。この映画が作られたのは1993年だから、バブルがはじけて日本が暗中模索していた時代。建設会社に勤める主人公の高橋(真田広之)も、その頃には六本木に毎晩通いチャラついたリーマン生活を送っていたのだろう。バブルの頃の癖がいまだに抜けきらず、同僚のOL(早見優)とお気楽な社内恋愛を楽しんだりしている。そんな主人公が、クーデターを繰り返す東南アジアの架空の小国タルキスタンに代役で出張を命じられる。カルチャーショックも何のその、ライバル会社との入札にもあっさり負けてさあ帰国という段に新たなクーデターが勃発。高橋らジャパニーズ・ビジネスメンは紛争を逃れて密林へと迷い込む。
この逃げ遅れたサラリーマンを、バブルに取り残された一色と重ねて見ると結構楽しめる。生きるのに必死な現地人に対し、あからさまに軽蔑した態度をとる建設会社関係者(真田広之、山崎勉、岸辺一徳)をえげつなく描いたところに、自虐的な空気を感じたのは自分だけだろうか。金融クラッシュで息も絶え絶えのアメリカが自虐的パニックムービーを連発していたのとどこか似ているのだ。反乱軍の捕虜となった中井戸(山崎勉)を救出すべく高橋がゲリラ大尉にむかって熱弁をふるうシーンが、おそらく本作品のクライマックスであろう。「エコノミック・アニマルで悪いか。それが日本人なんだよ」と開き直る高橋の姿を白い目で見つめる兵士たちの表情がとても印象的だ。
しかし、(善悪はともかく)仮にも国家存続ために命をかけて戦っている相手に、「お前らが遊んでいる間に、オレたちは必死に働いてたんだ」という言葉を高橋に吐かせる脚本に<自虐>ではすまされないズレを感じてしまったのも事実。バブル景気を必死で働いたご褒美かなんかと勘違いしている感覚の緩さが、この映画の後味をとても悪くしているのだ。ホイチョイ・プロダクションが最近作った『バブルへGo!』でも覚えた違和感を、本作品にも感じる人はきっと多いことだろう。<せこせこ働くだけが能の日本人>などとバブル野郎に言われたくないわ、というのが本音なのである。
傑作です アジア・中東・アフリカ等、発展途上国の担当者、赴任経験者は必見。
驚くほど良く我等ジャパニーズ・ビジネスマンの心情と悲哀をコミカルにまたシニカルに表現している。それでいて痛快。
普通の人は、「面白いけど、ちょっと荒唐無稽で大袈裟じゃない?」との感想を抱くかもしれない。
でも現地を這いずり回った経験のあるビジネスマンであれば、この作者がどれだけ綿密な下調べをしてこの作品を作り上げたかが良くわかるはず。
山崎努、岸部一徳の放つ何気ない言葉の重みにはドキッとすらする。現地の俳優もいい味をだしている。
おじさんたちには涙注意報発令かも。
なかなか面白い 原作は一色伸幸さん、かなり昔にビッグ・コミックに連載されていました。
映画化は難しいと思われていたというか、誰も映像化しないだろうと思っていたら、
やっちゃいましたね。
主演は「亡国のイージス」や「ラスト・サムライ」でシリアスな演技を見せた真田広之が、
コメディに熱演しています。
共演は、それぞれに癖というか個性の強い俳優陣が勢揃いして、
海外への日本人ビジネスや政情不安な部分など見事に描いています。
実際に海外でビジネスを経験された方は、笑うに笑えないシーンもあり、
少し複雑な気持ちになりながらも「自分ではなく映画の世界」なので
安心して見ていられます。
日本映画もなかなか面白い、やるじゃないかと感じさせてくれる一品です。
なにも得られない映画。 最近は純愛ブームらしいが、そもそもブームというものに意味など無いはずで、人は個人それぞれが好きなものを好めばいい。 閑話休題。 最初から最後まで飽きさせないこの映画。バブルに日本人が踊り狂っていた頃、日本人が海外でどんなことをしていたかわかる映画でもある。時代に閉塞感を抱いている今とは違う空虚な自信を抱いている日本人。逆に言えば「純愛」などにすがらなくても生きていけた強い時代が映し出されている。 この映画にはギャグと、事実のみが映し出されていて、薄っぺらい理想など存在しない。
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