バーゲン激安店

基本功をしっかり身につけてから〜
太極拳を少しでもかじったことのある方は5日間でラクラク覚えることができますが、全くの初心者は、立ち方とか姿勢・運歩の基本功をしっかりと練習した上でないと難しいと思います。5日間云々〜はそれからでしょう。とはいえ、この四正太極拳は陳沛山老師が編纂されただけあってバランス良くできていると思います。すっかりハマってしまいました。確かに付録のDVDはこの値段のせいか簡素に仕上がっていますが、全編じっくりと研究すればなんとか独習は可能です。これから太極拳にふれてみられる方にはぜひお奨めの一冊です。
DVDの内容について
書籍部分は四正太極拳と陳沛山氏のロングインタビュー、太極拳のうちにある思想を
説いていて興味深いものがあります。傍から見ると盆踊りのような手の動きが実は
太極図を身体で描いているのだと知った時は対談者同様、驚きました。

ただDVDについては☆３つと辛めの評価になってしまいます。理由は３つ。

・陳沛山氏の演舞が正面からのみ撮影されているため、頭の中で右と左の動きを
　常に変換して動かなければならない。陳氏が編纂したばかりの四正太極拳ゆえ
　細かい所を見てもらえる修得者も多くないですし、独学を謡う本であればこそ、
　背面から撮影したものが欲しかったです。

・陳沛山氏の演舞服。ゆったりとしたシルクの太極服は結構なんですが、腕や
　書籍部分で強調されている「膝を壊さないための姿勢」や「膝と爪先の位置
　関係（曲げた膝を爪先より先に出さない事）」・内から外へ、外から内へと
　らせんを描いている（はずの）腕の動きがよくわかりません。

・初心者が陥りやすい無理・あやまった姿勢をなおすチャプターが存在するの
　ですが、無声でただ演武者の姿勢を直しているだけで「何故その姿勢が」ま
　ずいのか、別に触れられている書籍と常に見比べなければなりません。また
　５日でマスターできるよう、５つにわけられた演武中も型の中国名を読み上
　げるだけで黙々と流れるのみです。せめて副音声で入れられなかったのでし
　ょうか。
（楊慧氏のDVDは身体にぴったりフィットした太極服とジャージ服のお２人が
　並んで演舞されており（背面からも）、独学の大きな助けとなりました）
太極拳に興味のある方に
DVDが付いてこの値段はお買い得。 太極拳に興味のある方にはオススメです。 収録されている映像が約30分と少し短めですが、 わかりやすくてよくまとめられていると思います。 ただし、収録されている太極拳は本来の陳式太極拳 ではなく、著者の陳 沛山氏が自分で考案された四正太極拳 です。決して本格的な陳式太極拳ではありませんので、少し 注意が必要です。 しかしながら、太極拳の源流である陳式太極拳の正統な伝承者 である著者の動きはさすがに素晴らしく、柔らかい足さばきや 腕の使い方には目を見張るものがあります。
お買い得な本物太極拳の本
太極拳宗家20世の監修・実演による、本物太極拳の本。いままで読んだことのある入門書とは違い、太極拳の原理についてもかかれており、奥深い内容で読み応えがあった。ムック本だが、ＤＶＤがついていて、実演も見られるし、自分で覚えられるようになっている。間違いやすい動作についての解説もついていた。これでこの価格はかなりお買い得。

勲章をもらった落語家(下）〜志ん朝ファンも必見
　動く映像としては、文楽や金語楼も出演した「人に歴史あり」の第３巻からの続き。その他の落語は、古今亭志ん生の写真が固定されて出てくるだけだから、事情を知らないと「話が違う」となりそうである。第１巻でも書いたけど、古今亭志ん生の高座の映像はＮＨＫで放送された「風呂敷」だけだから、最初からあきらめるしかないでしょう。
　むしろ、映像として面白いのは、最後におまけのようについている「スライドショー」で古今亭志ん生出演の高座のプログラム、三平の真打披露の写真など、見ていて楽しい。惜しむらくはＢＧＭを口笛なんかにしないで、師匠の「大津絵」あたりを流せばいいのにと思うのだが。

　　２００５年１０月２９日　記す

勲章をもらった落語家(上）
　１０月下旬に投稿したが、採用されず、「追補」の方が先に載ってしまったので、少し支離滅裂になってしまった。
　さて、この第３巻と第４巻の冒頭に、「勲章をもらった落語家」と題されたスタジオ録画の「バラエティー？」が収録されている。
　古今亭志ん生師匠自身は、ソファーに座ったままであまり動きも語りもしないが、極めて若々しい桂文楽師匠、桂金語楼師匠が登場し、そのときの古今亭志ん生師匠の笑顔が印象的である。

　初めて音源かされた師匠の私生活を語った話といわれる１８番「替り目」も聞き応えがある。

　毎晩、一枚ずつ見聞きしているが、日々これ発見の興奮が続くでしょう。あと、７枚ある。